2014年で大ヒットを約束されていると言っても過言ではない映画が
今夏、2部作で幕を開ける。
その名もるろうに剣心。2012年に大ヒットをしており反響は凄かった。
知名度は世に蔓延り、興味は無くとも1度は耳にした事はおありだろう。
その映画を観るにあたり、
押さえておきたいポイントや、大ヒットしてしまう理由を10の項目にまとめました。
ちなみに、京都編の象徴である10本刀の意味を込めて10項目にしている。
るろ剣を知らない方から、長年のファンまで愉しめる部分をお伝えしよう。
① ド派手なアクションを忠実に再現
るろうに剣心を語るなら外せないのが、ド派手なパフォーマンスである。
漫画、アニメ原作となる映画はどこまで忠実な再現性を出せるかが課題となる昨今、
るろ剣は、長年のファンをも魅了することに成功している。
一昔では叶わなかったような、画像技術や、CGを駆使して
迫力のある映像と役者の演技とが、見事な化学反応を起こしているのだ。
漫画の世界が現実に起こるとはこういう事だろう。
② 佐藤健の役者人生において、代表作となる可能性が高い
主人公・緋村剣心の役を任せられる存在はネット上でも活発に議論されてきた。
その長年の課題が映画化を足踏みさせた理由だろう。
主人公である緋村剣心の特徴は、
優男で年齢は28歳という設定だが、見るからに若くイケメン。
普段の温厚な表情は女性の母性本能をくすぐる。
それでいて、仲間のピンチなどの時には一変して狂気を持った男の眼へと変わる。
というかなり無理難題を押し付けられそうな設定である。
これをいとも簡単にすり抜けた男こそが、この佐藤健だったのだ。
すでに第一弾で評価を上げており、上記で挙げた緋村剣心を演じる上で重要な
温厚さと狂気の表裏を忠実に演じきった実績は今回も見どころとなる。
③漫画界を代表する原作と根強いファン層
名作漫画ランキングの常連で、読んでない漫画好きはいないと言うほどの人気ぶり。
それは、連載当時から話題でゲーム化やアニメ化、グッズなど多岐にわたり
漫画界の王道を進んできた実績は誇れる物。
根強いファンも後押ししてのブームは今夏の熱気に拍車をかける。
④京都編は、るろうに剣心の中核となった舞台
一作目は、大まかな部分を採用しており、るろ剣の良いトコ取りという作品となっていた。
今作の見どころはというと、原作ファンが最も愛するべき舞台である
京都編というわけである。まったく原作を知らない方であるとわかりにくいが
音楽で言うところのサビのようなもので、るろ剣の集大成が詰まった場面。
注目度はさらに加速を増しているのである。
⑤はじめて見る方にも配慮された分かりやすさ
前作のるろうに剣心は、2012年に口火を切って登場しているが
その第1弾の時点でも初見の方からの評価は高かった。
その主な理由は、映画としての評価もさることながら
はじめて見るけど分かりやすくて面白かったという意見が多かったのだ。
続編希望の声は、忠実にスタッフに届いており今作にも繋がっている。
前作を観たファンも当然の来館となることから、空前のブームは必至。
予想の範囲内と断言できる。
⑥スタッフ自信の2部作、そして待ち望むファンの期待
2部に分けて上映されると聞くと、なんだか面倒に聞こえるかもしれない。
なんで短期間に2度も劇場に足を運ばないといけないのかという批判もあるであろう。
しかしこの2部作も話題に一役買っている。
るろ剣の1作目では、もっと見たいと言う意見が多かったため、
詰め込みという形は取っていないのだ。
逆に言うと、2度に分けて見せてくれてありがとう。という声が
大多数のファンの声となっている。
以上の経緯からスタッフの自信の程がうかがえる。
⑦ 表現の天才、藤原達也も参戦
志々雄真は人気キャラクターの1人で、
ニコニコ動画などでも一時は話題をさらった重要人物だ。
名作と呼ばれる作品の裏側には必ずと言っていいほど存在するものがある。
それは何か?
ズバリ、主人公と真っ向から対立するライバルの存在である。
この志々雄こそが、最大のライバルとなるわけである。
この志々雄も剣心同様に役が難しく、誰が演じるかと話題に上ったが
藤原達也と決まった事に、不思議と納得の空気がネット上を駆け巡っている。
私自身、藤原達也の作品は観ている方であるが、彼の演技力の真髄には
底知れぬ苦しみの表現という面が見え隠れしていると感じている。
底知れぬ苦しみを抱えたという意味では、志々雄はハマり役と言える。
彼が任された理由も、世間に受け入れられた理由も考えて見れば
当然のことであったと言える。
⑧ 豪華キャスト勢ぞろい!佐藤健、藤原達也だけが目玉じゃない!
実力派俳優で知られる江口洋介、演技派で女優としても充実期を迎える蒼井優、
子役から着々と実力をつけてきた神木隆之介、実力派俳優の伊勢谷 友介、
人気絶頂の武井咲などと一部だけを紹介しても仕切れぬ
豪華役者陣を引っ提げての作品となっている。
個々の個性をふんだんに発揮し、妥協を許さぬ映画に失敗の文字は無い。
⑨ 劇場を飛び交う殺気
予告シーンを観ているだけでも殺気が伝わる。
一作目を観た時点で感じている方も多いだろう。
作品から放たれる殺気は、劇場内を異様な状態に包みこんだ。
固唾を飲んで見守るという表現がふさわしく、一瞬の出来事すら見逃せない。
呑気にポップコーンを口に運んでいる場合ではない臨場感に人々は魅了させられる。
ホラー映画では感じられないも「ゾッ」とする体感を肌で感じるであろう。
⑩ 完結か、それとも…
2部作と聞くと集大成を意味すると思われるが、
ファンの心情としては満足感を得ると同時に、寂しさもやってくるであろう。
今作にかけられたスタッフの想い、そしてファンの想い
共に重なった時にすべては明らかとなる。
人から聞いただけでは伝わらない物が、この作品にはある。
観に行った人のみが一体となり、何を考え、何を想うのか・・・
今夏の一押し映画の存在は話題の中心へと変わるだろう。